あなたがネットで情報発信した方が良い理由その2
- 池上秀志
- 2 日前
- 読了時間: 11分
突然ですが、あなたは駅伝やマラソンをテレビで観るのは好きですか?
私は20年間長距離走、マラソンをやってきました。でも、本日は正直にお伝えさせてください。テレビで駅伝やマラソンを観ても面白くないです。だって、いつみても走ってるだけじゃないですか(笑)
「これ、なんの話やねん」と思われるかもしれませんが、これがあなたがネットで情報発信をした方が良い理由になりますので、是非最後までお読みください。
さて、話を戻しますと、駅伝とかマラソンって言ってしまえばただ走っているだけなので、面白くないのは当然だと思います。でも、そんなあなたでも絶対に駅伝やマラソンを観たくなる状況があるんです。それはどんな状況か分かりますか?
世界記録保持者が出るレース?
いやいや、それよりもあなたが観たくなるレースがあります。
それはあなたの知り合いが出ているレースです。
例えばですが、あなたのお子様が駅伝やマラソンでテレビに映っていたら絶対に観ませんか?
いやいや、テレビじゃなくて現地に行くよっていう人がほとんどではないでしょうか?
そうなんですよ、普段はつまらないものでも、知っている人がやっていたら面白いものなんです。お子様じゃなくても、近所の子供とか、親戚とか、同僚とか、知っている人が全国駅伝やマラソンでテレビに映っていたら楽しんで観られると思います。
そして、実は知ってる人じゃなくても、知っているような気がするだけでも良いんです。
例えば、母校が甲子園に出ていたらついつい観るとか、母校が箱根駅伝に出ていたり、全国高校駅伝に出ていたり、同じ会社の陸上競技部がニューイヤー駅伝に出ていたら、それをきっかけに楽しんで観る人も多いです。
それを最大規模にしたものがオリンピックや世界陸上やサッカーのワールドカップや野球のワールドベースボールクラシックです。同じ日本人が外国人を相手に戦っているというだけで、普段はその競技を観ない人も観るものなんです。同じ日本人というだけで、なんか知っているような気持ちになると言いますか、あくまでも潜在意識レベルでの話ですけれども、なんか面白くなるものなんです。
もちろん、全員が観る訳ではないです。ただ、駅伝やマラソンそのものには興味がなくても、知り合いとか知っているような感じがする人が出ているだけで人間というのは興味をもって観るものなんです。
これって冷静に考えたらものすごくくだらないことなんですよ。だって、母校が甲子園に出ているって言っても全然自分には関係ない話ですから(笑)
もう40歳も過ぎた人が母校が甲子園に出てるとか言って、連日テレビで応援したり、新聞にかじりついたりしている人もいますが、あなた高校生だったのは何十年前の話ですかという話です(笑)
でも、人間というのはそういう生き物なんです。同じ学校、同じ都道府県、同じ国、なんらかの形でそういった共通点を見出すと、感情的なつながりを感じる生き物なんです。
さらに、この仕組みがいい加減なのは、同じ京都府出身でも京都にいたらなにも感じないのに、東京までいって同じ京都の出身だとなんとなく親近感を感じるということです。
私は欧州、アフリカ、アジア、オセアニアと様々な大陸に行ってまいりましたが、やっぱり日本から離れれば離れるほど、日本人の方から声をかけられます。ケニアで日本人に会ったら100%会話が始まります。人間というのはそういう生き物なんです。
それとネットで情報発信をした方が良いこととどういう関係があるのかということなんですが、普段から情報発信をしているとなんかその人のことを知っているような気持になるのが人間という生き物なんです。
先ず第一に、日用品であれば、どうせ買うのであれば知っている人から買いたいと思うのが普通の人情です。細かい話をすると、自宅まで届けてくれるか届けてくれないかなどの利便性も関わってくる話でもありますし、価格も要素になりますが、そういった諸条件が完全に同じであれば、人間は知っている人から買いたいと思う生き物です。
第二に、同じ情報を言われたとしても知っている人から言われたら、なんとなく説得力を感じるのが人間という生き物なのです。知らんおっちゃんから「これ買った方が良いですよ」と言われてもなんか信じづらいけれど、友達から「これ絶対良いから買った方が良いよ」と言われると、じゃあ自分も買おうかなとなるのが人間という生き物です。
さらに、第三のメリットを挙げると、確かに人は知っている人が薦めてくれたからという理由だけでモノを買う訳ではありません。それはなぜかと言いますと、人は感情だけではなく、論理でも判断するからです。知っている人が薦めてくれると感情は動くかもしれませんが、それだけで汗水たらして稼いだ金を払うかというと、そこにはやはり論理的な正当性というものが必要になります。
ただ、人を論理的に説得するにも、やはりまずは話を聞いてもらわないといけないわけです。だから、継続的に話を聞いてもらうことが大切になり、この観点からもネットでの情報発信は有効な手段となるのです。
だって、ネットでの情報発信であれば、いつでも聞きたいときに聞けるじゃないですか。いちいち会って話を聞くとなると、日時を合わせないといけないから面倒くさいですよね?
これは双方にとって面倒くさい話なんです。
ちなみにですが、私は自分が商売をする側に回っても、実地での講習会などは年に数回しかやりませんが、実は消費者側に回っても講習会などにはほとんど参加せず、専ら書籍とオンラインスクールです。だって、自宅で好きな時に勉強出来るのに、わざわざ日時を合わせて、交通機関を用いて、そこまで行ってって面倒くさいじゃないですか。
まあ確かに、そこまで手間をかけて行くからこそ身になるという部分もあるのはあると思います。
でもね、書籍やオンラインスクールだと復習しやすいというメリットもあります。人間、一回話を聴いただけで理解できるほど賢い生き物ではありません。こういった観点からも継続的に人の話を聞ける環境となるとやっぱりネットなんです。
ちなみにですが、じゃあ絶対にインターネットじゃないといけないのかというとそうでもなくて、定期的にチラシを発行したりしても良いと思います。小冊子や書籍、新聞を無料で配っても良いでしょう。
ただ、印刷代や送料だけでも馬鹿になりません。お金がある人は良いですが、実際にはハードルが高いでしょう。
じゃあ、何について情報発信すれば良いのかということですが、それは自分は何の分野なら人の役にたてるだろうかと考えるのが一番良い考え方です。
自分は何の役にも立てないという方も多いですが、たいていはそれは気づいていないだけという場合が多いです。人間というのは、先ず第一に、自分が出来ることは当たり前に思いがちですが、それが当たり前じゃない人はたくさんいます。
例えばですが、バスケ部がバスケットボール未経験者よりもバスケが上手いのは当たり前です。当たり前ですが、私からみたらそれは凄いことなんです。私は別にバスケをやろうとは思いませんが、もし今からバスケを始めるとなったらやっぱり教えてほしいです。
あるいは、単純に面白いというのもあります。私は昔は野球をやっていましたが、今は別に野球をやりません。やりませんが、元プロ野球選手の書いた本や元プロ野球監督の書いた本は面白いので結構読みます。
戦記物も結構読みます。歴史の面白いところは、国家が持っている機密文書などから見えてくる全体像と一兵士の手記とでは視点がまるで違うということです。やはり、両方の視点から見ないと歴史は面白くありません。
ですが、これも冷静に考えていただきたいのですが、第二次世界大戦だけでも約2億人の兵が世界全体で動員されたと言われています。当時の世界人口が20億人くらいでしょうか。そうすると、全人口の10人に1人は第二次世界大戦では従軍していることになります。
その中でも戦争に参加した国の壮丁(そうてい)となると、ほぼ全員が参加したと言っても過言ではありません。つまり、その時代の壮丁(そうてい)からすると戦争に参加したことは何も特殊なことではなく、当たり前のことだったのです。でも、我々からすると、やっぱり異国の世界の話というか、まるで別世界の話というか、それはそれで読み物として面白いですよね。
役立つと面白い、この二つの観点から考えてみると、自分が当たり前だと思っていることの中にも結構人の役に立てることはあるものなのです。
また、自分が職業としてやっていないからこそ役に立てることだってあります。
例えばですが、現在市民ランナーのコーチングをされている方の中にはもともと自身が市民ランナーだったという方がたくさんいらっしゃいます。私自身もプロランナーとして走ったのは4年程度でそれ以外の期間は常にアマチュアです。20年間のうち16年間はアマチュアとして走っていました。
そして、アマチュアランナーとして走ってきたからこそ市民ランナーの方のお役に立てることもたくさんある訳です。
あとはもっとしょうもない?ことで言えば、シャンプー一つとってもいろいろなシャンプーがあって、どれを選んで良いかわからなくないですか?
私はどれを選んで良いかわからないから一周回って牛乳石鹸なのですが、でもそうじゃなくてもっと髪の毛を保湿してくれて、ダメージから守ってくれて、さらさらにしてくれて、良い匂いのするやつで、とかいろいろ考えて買いたい人もいますよね。
それなら、片っ端から色々なシャンプーを試してみて、レビューをするだけでも人の役に立つものです。実際に、私の大学時代の陸上部の先輩が「かずのすけ」という名前でユーチューブをされており、チャンネル登録者数は62万人、シャンプー界のカリスマになられております。
他にもお酒でもエナジードリンクでもなんでも良いでしょう。とにかく、どんな分野でもそういった色々なものを試してみた経験知を持っている消費者の声を消費者は求めているものです。
こういう風に考えると、必ず誰かの役に立つことを誰しも持っているものです。
そうやって、情報発信しているとまず単純に、お金を払ってでももっとあなたの話を聞きたいとか、お金を払ってでもあなたの本を買いたいとか、シャンプーを買うならあなたの紹介したものを買いたいとか、エナジードリンクを買うならあなたの紹介するエナジードリンクを買いたいとか、そういう人が現れてくるものなのです。
また、それだけではなく、色々な人とのつながりが出来て、人脈が出来たりもします。そうすると、今はやりのオフ会を開催するなど、色々な形で収益化が出来るようになります。
そして、収益化できなかったとしても、単純に趣味としてやりがいを感じたり、あるいは別の分野で少しずつ成功体験を感じると、仕事の方もやりがいを感じると思います。世の中にはいろいろな仕事がありますが、数字で評価される仕事とそうではない仕事があり、数字で評価されない仕事の方が多いように感じます。
だからこそ、プレッシャーや責任を感じなくて良いという面と数字がついて回らない、評価があいまいだから面白くないという面と両方あるでしょう。両方良し悪しだとは思いますが、ネットで情報を発信すると再生回数、フォロワー数、チャンネル登録者数、読者数、売上、色々な数字がついて回るので、それがまた面白くもあります。
最後に一つだけ、注意点を書いておきますと、相手の目線も必ず入れるようにはしてください。つまり、こういう情報があると人の役に立つ、こういう情報は面白いと思ってもらえるだろうという視点は必ず持ってください。
これはあなた自身のことを書いてはいけないという意味でもないですし、あなたが面白いと思っていることを書いてはいけないという意味でもありません。
そうではなくて、他人に価値を提供するという意識は必ず持ってくださいということです。キャバクラやホストでお金を取られるのは、あなたが話したいことを話し、向こうはあなたの話したい欲、人に話したい欲を満たしてくれるから、すなわち価値を提供してもらっているからです。
そうではなくて、あなたは価値を提供する側、お金を払ってでもあなたの話を聞きたいと思ってもらえるような話でなければならないということです。SNSの使い方で、SNSが完全に趣味になっている人と、SNSを含むネットでお金を稼いでいる人の一番の違いはそこにあると言って良いでしょう。
ただ、くり返しになりますが、あなたが面白いと思うことを書いてはいけないという意味ではありません。むしろ、あなたが面白いと思うことを書いた方が継続しやすく、相手も面白いと思ってくれる可能性は高いです。
ですから、あなたにとっても面白く役立ち、相手にとっても面白く役立つというようなテーマを是非探してみてください。今回の記事があなたのお役に立ちますと幸いです。
最後に、どうせネットで情報発信するのであれば、しっかりと収益化したい、ネット起業してインターネットでお金を稼ぎたいという方にお知らせです。
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