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初めてインターネットだけで年商1000万円超えて学んだこと

 先日確定申告を終えて、個人年商がとうとう1000万円超えたことが判明しました。厳密に言うと、10417541円です。お金の話をするのは憚れるという人も多いですが、プロ野球選手の打率と同じであくまでも一つの数字として別に隠すようなことでもないと思います。


 年商1000万円が多いのか少ないのか、それはその人の価値観によって変わると思います。弊社のお客様には数億円持っておられるような方もいらっしゃいます。それでも、なんだか不思議な感じです。


 元々年商1億円を超えようと思って始めたことなので、そういう意味では所詮は通過点でしかありません。ただ、冷静に振り返ってみるとブログで飯を食うと決めた当初の私はそもそもパソコンをほとんど使えていませんでした。印刷の仕方ですら分かっていませんでしたし、フェイスブックの使い方もよく分かっていませんでしたし、スマホはもっておらず、ラインはまだ使っていませんでした。


 そんな昔の話ではないですよ。2017年の話です。当然、周囲の友人たちは普通にラインを使い、インスタを使い、ツイッターを使っていた時代です。そこから、よくここまで持ってきたなと不思議な気持ちになる時もあります。ちなみに、当時の収入は基本給が月10万円でした。


 手取りではなく、額面の額が月10万円です。当時はプロのランナーでした。これがスポンサーからの基本の収入で、あとはレースの出場料や賞金で生計を立てていましたが、それでも思うような結果を残せなかったので、年収200万円を超えたことはありませんでした。


 別にお金で人生の全てを評価しようとは思いませんし、お金で人生が成功かどうかを判断しようとも一切思いません。今もその価値観は一切変わりません。ただ、当時と今の経験を通して言えることは、お金を稼ぎたいのであればお金を稼ぐ能力が必要だということです。


 世間一般では凄い人はお金を稼げる、あるいは逆にお金を稼いでいる人は凄いという価値観が一定数あります。というより、本人も気づいていないほど潜在意識レベルでそういった価値観を持っている人がほとんどです。


 ただ、私が気づいたのは決してそうではないということです。その人が凄いかどうかはあまり関係ありません。自分の収入はお金を稼ぐ能力によって決まります。このことに早い段階で気づけたことがネットビジネスで私が生計を立てられるようになった初めの大きな要因です。


 では、お金を稼ぐ能力とは何でしょうか?


 大きく分けると3つしかありません。


 一つ目は、顧客に価値を提供することが出来る商品、あるいはサービスです。商取引には等価交換の原則が働きます。あるお金を支払ったら、それと同等かそれ以上の価値をもらわないと取引が成立しません。逆の言い方をすれば、出来るだけたくさんのお金を稼ぎたければそれだけの価値を提供すれば良いということです。


 世の中には色々な価値がありますが、私が提供できる価値は長距離走、マラソンが速くなることしかありません。そして、これも大きなポイントだと思いますが、私は結果にコミットしました。何が言いたいかと言うと、私は書籍を販売するのでもなく、オンラインスクールを販売するのでもなく、顧客の成功にコミットしたということです。


 顧客の成功に対して対価をもらいました。ですから、もしも万が一求める結果が得られなければ全額返金です。書籍を販売するとか、オンラインスクールを販売するというのはあくまでも、そのモノに対する対価になります。要するに、本を提供するけど、そのあとあなたがどうなるかは知ったこっちゃないということです。世の中にはこういう商品もあります。ちなみに、私も本が大好きでたくさん読みます。


 本は安価でたくさんのことが勉強できるので人生の中でも最も優れた投資対象の一つだと思います。ですが、著者が私が出来るまでアドバイスをくれるわけでもなければ、問題解決の方法を一緒に考えてくれる訳でもありません。そこに価格の差が現れることになります。


 あとは単純な話で、元手無しで商売始めた人が大企業と同じところで勝負したって勝てるわけがないんです。ある意味では、商売を大きくするにはシステム化が必要だと思います。システム化とは誰がやっても同じ商品、サービスが提供できて、それなりの価値が提供シス出来るテムを作るということです。


 外国企業で言えば、マクドナルドやスターバックスがその典型です。全国どこの店に行っても同じ価格で、同じような接客を受けて、同じ商品を受け取ることが出来ます。車のような精巧な機械でさえも、どこの自動車工場で生産される車も同じ品質です。逆に、そうでないと困ります。


 一番初めにそのシステムを考えた人は天才だと思います。あとはそれを誰でも出来るように全国展開することで莫大な売り上げをあげることが出来ます。


 余談ですが、ゼロ戦が戦争の中盤以降に負けるようになったのもアメリカのシステム化に負けたそうです。ゼロ戦は職人さんたちの技術が凝縮され、大量生産できるようなものではなく、そして搭乗する航空兵も熟練の航空兵があてがわれたそうです。


 アメリカはそのことにいち早く気づきゼロ戦に一対一で勝つことを諦めました。その代わり、大量生産が出来るそこそこの戦闘機とそこそこのパイロットを作れるシステムを作り、ゼロ戦に対しては必ず三対一で当たるように指示したそうです。アメリカ側の計算としては、三対一で互角に戦うことが出来れば、日本は遅かれ早かれ消耗します。何故なら、職人の技術が詰まった戦闘機と熟練の航空兵は大量生産出来ないからです。


 一方のアメリカはそこそこのものを大量生産し続けました。その後の結果は皆さまご存知の通りです。


 私にはこの大企業方式、アメリカ方式は無理です。元手がないので、全国展開どころか店舗1つ構えることも出来ません。その代わりと言っては何ですが、私は私独自の理論と経験を用いて市民ランナーの方の目標達成、お悩み解決をサポートしてきました。少なからぬ方が理論に関しては日本一との評価をして下さいました。名付けてゼロ戦方式です。


 そして、実際に多くの方が劇的に記録を伸ばしました。二、三年伸び悩んでいた人の自己ベスト達成も何回も実現しています。つまり、机上の空論ではないのです。


 自分には何が出来て何が出来ないかを理解し、そして最も顧客一人当たりからの売り上げを上げるか=顧客の満足度を上げるか=リピーターさんを増やすかに焦点を絞ったことが大きかったです。


 2つ目は、マーケティングです。マーケティングとは自社商品を買うべき人、買いたい人を集める作業です。先ほど、顧客に価値を提供するということを述べましたが、価値というのはその人の価値観によって変わります。


 よくよく考えてみると、この世の中で絶対的な価値を持つもの、つまり万人にとって価値のあるものは無いような気がします。どんなものでもいらない人はいらないのではないでしょうか。


 タダでもらえるならなんでももらうという人もいますが、本当でしょうか?


 例えば、乗らない車をもらっても場所だけ取って邪魔で仕方ないですよ。処分するにもお金かかりますし。「売ったら良い」という方もいらっしゃると思いますが、それはお金に変わるから価値があるのであって、その物自体の価値ではありません。


 ロレックスやシャネル、グッチなどのブランド品は全てこの部類に入ります。あんなものはいらない人にとっては不用品でしかありません。それでももらえると嬉しいのは売ったらお金に変わるからです。


 逆に、ロレックスやシャネル、グッチが人気商品なのと同様、どんなマニアックなものでも好きな人は好きなんです。


 つまり、どんなものでもいる人はいるし、いらない人はいらない、好きな人と好きじゃない人がいる、これを理解することが重要です。そして、自分の商品が好きな人、欲しい人、買うべき人を集めるのがマーケティングです。


 オンラインビジネスでは特にこのことを理解することが重要です。SNSのいいねの数やフォロワー数、ユーチューブの再生回数やチャンネル登録者というのはあくまでも、そのプラットフォームを利用している人のうち、たまたまあなたの投稿や動画を観た人の中でいいねをつけたり、フォローしたりした人の数字でしかありません。それ以上の意味は持ちません。


 いいねをしてもらっても、その人が長距離走、マラソンを速くなりたいと思っていないのであれば、マーケティングという価値からは無価値です。ですから、再生回数とか閲覧回数というのは基本的に関係がありません。重要なのは、マーケティングという観点から価値ある人=自社商品を買うべき人、買いたい人を集めることです。


 このことを理解していたので、私は流行というものを全く追いかけませんでした。インターネット上では次から次へと新しいプラットフォームが生まれ、そして流行の話題が変わっていきます。そういったものを追いかければある程度は時代の波に乗ることは出来ると思います。


 例えば、ユーチューブに関して言えば、よくよく観ていると流行のサムネの作り方、流行のテーマ、流行の動画編集の仕方みたいなものはあります。完璧に法則を見出すことは出来ませんが、ある程度観察し続けるとそういった法則を見つけることが出来ます。ただ、そういったものを追いかけて再生回数やチャンネル登録者ばかり増やそうとしてもそれはマーケティングには繋がりません。


 また、結局自分のやっていることがブレていくので、信頼に繋がりにくいということもあります。


 また、そもそもの話で言えば、ユーチューブというプラットフォームを選ぶこと自体が流行に乗っかることになります。10年前は今ほどユーチューブは流行っておらず、まだまだアメブロをはじめとしたブログが流行っていました。今はブログは流行り廃りで言えば、廃ってきています。


 私は未だにブログが中心ですが、いまどきブログの閲覧数がユーチューブの動画再生回数よりも多い人は珍しいかもしれません。それでもブログは有効なツールです。何故なら、きちんと自社商品を買うべき人、欲しい人を集めることが出来るからです。


 要はその時々の流行に左右されないやり方を持っておくことが重要だということです。これが起業3年目までに作れれば、あとは5年でも10年でも50年でも通用するからです。実際に、理解度の浅い人は「今はユーチューブとかインスタで集客できるかもしれんけど、この先もそのやり方で上手くいくかどうか考えとかなあかんで」と忠告して下さる方もいらっしゃいます。


 しかし、それは一面的な見方に過ぎません。体系化されたマーケティング手法を持っており、あとは使う媒体はその時々で変えていけば良いだけのことです。


 逆の言い方をすれば、別に私はまだインターネットで普及するよりも前の時代に生まれていてもちゃんとやっていけたと思います。ただ、紙を印刷したり、送付したりするのにお金がかかるので、元手は必要になったとは思います。時代が進歩し、暮らしが便利になるのに伴って起業も簡単になります。ですが、それ以上のものではないことも付け加えておかなければいけません。


 このように、時代の進歩を利用すること自体は悪くありません。私はマラソンランナーで、一度は3万人が参加する大阪マラソンで二番(日本人トップ)に入ったこともあります。ですが、日常生活では自転車もタクシーも電車も使います。便利だからです。わざわざ走って移動する必要などありません。ランニングはあくまでもスポーツとして楽しんでいます。


 同様に、人気のプラットフォームを利用することや流行を利用することは悪いことではありません。何故なら、セールスはナンバーズゲームだからです。宝くじは必ず期待値が購入金額を下回るように出来ていますが、それでも買えば買うほど高額当選の確率は上がります。


 極論、全てのくじを買い占めれば高額当選は必ず出ます。ただ、収支はマイナスになります。商売ではこの期待値がマイナスにならないようになるべく多くの人に声をかけることが重要になります。ですから、発信する情報が本質から外れない限りは流行にのるのも一つの方法になります。この辺りのバランスを自分自身で見つけることが重要になります。


 3つ目は、自社商品を買うべき人、買いたい人を集めたら実際に買うように説得すること=セールスです。結局のところ、物をきちんと売るということが出来なければ商売は成り立ちません。要するに、その商品を買ったら一体どうなるのかということがきちんと説明出来るかどうかです。


 今説明という書き方をしましたが、説明とはここでは説得のことです。世の中には説明して終わりで良いものと説明するだけではダメなものがあります。例えば、2+3は何故5になるのか説明してほしいと言われれば、これは説明するだけで大丈夫です。ですが、何故勉強した方が良いのかと聞かれたら説明して実際に行動させないと意味がありません。


 あるいは、何故未成年がお酒を飲んではいけないのか、何故覚せい剤を使ってはいけないかと聞かれたら、説明して実際に飲まないし、使わないという行動を取らせることが大切です。


 商売も同じです。何故買った方が良いのか説明し、実際にクレジットカード番号を入力させて、決済まで完了するという行動までをやってもらわないといけません。


 もちろん、それでも最終的に決めるのは本人だと言われればそれはその通りです。セールスにおいてもこれは同じです。人間には自分にとって不利益になることをやる権利があります。お酒やたばこの摂取が認められているのも人間には体に悪いことをする権利があるからです。


 ただ、メリットとデメリットをきちんと説明してそれが相手に伝われば買う人が多くなります。これがセールスはナンバーズゲームである所以です。決して、全ての人に買わせることなど出来ませんし、そうすべきでもありません。説得と強制は全く別物です。


 このように説明しても、かなりの割合で「なんでそんなことを説明するの?買いたかったら勝手に買うでしょ」という人がいます。ですが、それは日用品に限られます。キャベツやお米はだいたいどういうものか皆知っています。だいたいどういう価格かも知っています。そういうものであれば、欲しければ勝手に買うは成立します。


 ですが、ランニングクラブに入るとか、ジムに入るとか、インストラクターのパーソナルレッスンを受けるとかいった場合には、何故そのランニングクラブに入った方が良いのか、何故そのインストラクターが良いのか、何故その価格がついているのか、そういったことをきちんと相手に伝えなければいけません。


 また、この時に重要なことが自分の中にその確信があるかどうかです。今目の前にいる人は何故私のオンラインスクールを受講した方が良いのでしょうか?


 それに明確に答えられるだけのものがなければ、相手を説得することも出来ないし、そもそも説得すべきでもありません。受講しない方が良い人には逆に受講しない方が良いということをきちんとお伝えします。その際には、もちろん金銭面もお伝えします。


 例えば、私のランナー向けのオンラインスクールで最も高額のものは10万円です。このオンラインスクールの受講生様は文字通り劇的に走力を伸ばしたり、3年間伸び悩んだところから、たった半年でマラソンのタイムを2分短縮したりといった方が後を絶ちません。それだけのサポート体制も整っていますし、実際にそれだけの時間と労力を私も割いています。


 しかし、相手が別に長距離走、マラソンは速くならなくても良いというのであれば、受講すべきではありません。何故なら、そのオンラインスクールは真剣に長距離走、マラソンが速くなりたい方のためのハイテクシステムだからです。


 実はここまではマーケティングとセットで考えるべき概念なのです。マーケティングにおいては自社商品を買うべき人を集める作業です。つまり、そもそもどういう人が自社商品を買うべき人なのかを考えておかないといけません。そして、そう考える理由があるはずです。その理由にきちんと答えられるための根拠がそのまま説得の材料になります。


 そして、その根拠をきちんと相手に伝えるのが説得の技術=セールスの技術です。セールスの技術は26歳で年収50億円を突破し、同時に自分のセールス技術を他人に教えて何人もの億万長者を生み出したジョルダン・ベルフォート氏が考案した直線説得法をそのままオンラインセールスに応用しました。ジョルダン・ベルフォート氏は映画『ウルフ・オブ・ウォールストリート』のモデルにもなった人物です。


 インターネットだけで月商1000万円を達成するまでに学んだことは他にもいくつもありますが、やはり先ず自分が何をすべきなのかを割り出したというところが最も大きな要因だと思います。


 結局のところ、自分に何が必要かを抽象的に理解していれば、自動的に具体的に何をやるべきかも決まってきます。そして、抽象的な概念と照らし合わせて自分が今何をやっているのかを理解することも出来ます。ですから、先ずは抽象的に何が必要であるかを理解することが重要だと考えています。


 私の場合は、具体的なことは何も分からないところからどうやって始めたかと言うと先ずは抽象的な理論の部分を勉強してそこから出発したことです。


 最後に、インターネットを使って元手無しから起業したい、副業を始めたい、好きなことで飯を食いたいという方にお知らせです。私が知識なし、経験無し、元手無しから年商1000万円を達成するまでに学んだことを拙著『情熱を金に変えろ』という書籍の中で約23万字にわたり徹底解説しております。


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筆者紹介

​ウェルビーイング株式会社代表取締役 池上秀志

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 2017年9月からブログを書き始め、サイトの収益化に苦戦する。サイトを立ち上げてから初めの約2年半はほぼ無収入。ウォールストリートで年に50億円稼いでいたセールスの天才ジョルダン・ベルフォートより直線説得法を学び、初めての月間20万円、30万円、40万円、50万円と記録を更新し続け、3回目の緊急事態中に自宅から一歩も出ずに月100万円を達成。

 

 現在はブログやユーチューブなどの無料コンテンツの利用者は月間10万人、オンラインと電話だけで、対面営業無しで年間数百人の新規顧客を開拓し続ける。好きなことを仕事にしたい人や顧客獲得に悩む経営者の悩みを解決し、サポートしています。

​ ジョルダン・ベルフォートの直線説得法認定コースを2021年4月2日に修了する。

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