こんにちは、ウェルビーイング株式会社代表取締役の池上秀志です。今回のタイトルは「読者平均100人のブロガーがチャンネル登録者数12000人のユーチューバーより稼いでる理由」というタイトルですが、これ実話なんです。
しかも、弊社で起きた事件なんです。これって、半分は会社の恥で、もう半分は会社の誇りですよね。
片側から見れば、ブログの読者平均100人前後でユーチューブのチャンネル登録者10000人越えに勝つという凄さがあるし、もう片方の視点をとれば、たかが読者平均100人のブロガーにチャンネル登録者で12000人、動画再生平均も数千回を持ちながら負けるという恥をさらしたことになります。
これは両方等しく、私の手柄でもあり、私の失態でもあるのですが、今回はそんな事例をもとに改めてオンライン販売とは何か考えてみたいと思います。
まず、読者の皆様の中にはブログやユーチューブからどうやって稼ぐのかよく分かっていない方もいらっしゃると思いますので(私も3年前までそうでした)、改めて説明を加えておきたいと思います。
これは当たり前なのですが、ブログを書いたり、ユーチューブに動画を投稿したりして売れるのは、商品やサービスが売れるからです。これは当然ですよね。お金の動きが一切ないのに稼げるというのは錬金術師でもない限りはあり得ません。
では、どのようにしてお金が動くのかということですが、先ず一番皆さんが思いつきやすいのが、グーグルアドセンスとユーチューブ広告です。
ユーチューブをみていると間に広告が流れます。あれが広告になっていて、売れても売れなくても、再生されれば、動画を公開した人にいくらかのお金が入ってくるという仕組みになっています。
動画を出す側からすれば、商品が売れなくても売れてもお金が入ってくるので、ハードルは低いです。
一方で、広告を出す側はトータルで見れば、ある程度の反応が見込めるので、広告を出すメリットがあるというそういう仕組みになっています。
グーグルアドセンスも同じような仕組みです。ブログの中にグーグルアドセンスを配置すると、グーグルのアルゴリズムに従って、読者が興味を持ちそうな広告が表示されます。そして、クリックしてもらえれば売れても売れなくてもお金が入ってくるので、ブログの書き手からするとハードルが低いです。
そして、広告を出す側としても、トータルで見れば必ず一定数反応があるので、メリットがあります。
次に収益化する方法は、商品を自分で販売するということです。これが最もリターンが大きいです。詳細は後述しますが、ブログやユーチューブを使って自社商品やサービスを販売するというのが、この方法です。
そして、この中間にあたるのがアフィリエイトと呼ばれるやり方です。これは他社商品を販売し、その売り上げの一部をもらうという仕組みです。これは様々な意味合いにおいて、自社商品、サービスの販売とユーチューブ広告、グーグルアドセンスの中間に該当します。
すでに世の中で広く知れ渡っているものをレビューするだけで一定数が買うので、販売のハードルは低いです。またユーチューブ広告やグーグルアドセンスよりも収益も大きいです。
ただ、当然ですが、売れやすいものと言うのはそこまで利益率も高くないですし、もともと利益率の高くないものの一部をもらうことになるので、収益はそこまで高くはありません。
この3つのうちのどれを選択するのが、一番起業に近づけるかということですが、実は2番目の自社商品や自分のサービスを販売する方法です。こう書くと、自分で商品を作るだけの元手なんかないという反応が最も多いと思います。
ですが、今の時代、必ずしもモノを売る必要はありません。セミナーをやっても良いし、ウェビナーをやっても良いし、本を書いても良いし、オンライン講座を作っても良いでしょう。
また、これも多くの方が見落としていることですが、今の時代はモノを売っていても実はモノを売っていません。例えば、米を作って米を売るという場合は、基本的には100%物理的なお金が動いています。
要するに、米の味とか栄養とかお腹が膨れるということに対して、お金が動いています。
一方で、グッチとかプラダとかロレックスなどの商品はどうでしょうか?
これらは明らかにモノに対するお金ではありません。ブランドに対するイメージ、高級感、他者からの視線などの情報に対するお金を顧客は払っています。決して、物理的なモノに対するお金ではないのです。
そして、物がなかった戦後直後ならともかく、今の時代はモノが有り余っているので、寧ろ物理的なモノの販売で市場に参入するのは至難の業です。モノそのものではなく、アイディアとかオリジナリティというもので勝負しないと新規参入はほぼほぼ不可能です。
さて、話を本題に戻しましょう。ここまでの話をまとめておくと、ブログやユーチューブでお金を稼ぐには広告収入、アフィリエイト収入、自社商品の販売の3種類があり、それぞれ利益率は広告収入、アフィリエイト収入、自社商品の順に大きくなることを説明しました。
そして、収益の難しさも同様に広告収入、アフィリエイト収入、自社商品の順に難しくなることを説明しました。ですが、世の中ではだいたい難しいことが出来る人が大きく稼ぐのです。
だいたいここまでの説明で話が見えてきたと思います。そして、ここからが本題です。弊社はブログとユーチューブを通じて自社商品の販売を目指しており、ブロガーとユーチューバーの二人がいました。ブロガーはブログからの商品販売を目指し、ユーチューバーはユーチューブからの商品販売を目指しました。
ブロガーの方は一記事当たりの読者数はだいたい100人から400回です。人気記事だとたまに1000回行く程度です。一方で、ユーチューバーの方は基本的には3000回前後で人気動画の再生回数は10万回になります。
要するに、ゼロの数が1つ、2つ違う訳です。ということは収入も普通に考えれば、ゼロが1つ、2つ変わるはずです。普通に考えれば・・・
ところが、何が起きたかと言うとブロガーの方が収入が多かったのです。このブロガーはこの記事閲覧数でなんと月に100万円を超える売り上げをマークしたのです。何がこの大逆転を引き起こしたのでしょうか?
これは電話営業を考えると、分かりやすいと思います。あなたは電話営業の目的を何かご存知でしょうか?
言うまでもなく、商品を売ることです。ところが、現場では何が起きるかと言うと、とにかく話を続けよう、とにかくアポを取ろうという現象が起きます。上司からもアポのノルマが課されたりするのですが、アポを取ることが重要なのではなく、商品を売ることが重要なのです。
ですから、セールスパーソンは相手にとって自社商品は必要なのか、自社商品は相手のニーズやウォンツを見極めて、更に予算的にも相手に合うのかどうかを見極めてから次のステップへと進まなければいけません。
買う気のない相手に時間を使うことは無駄でしかないのです。私もかつては一対一のセールスをやっていたのですが、一番先に先ず相手が私の商品に興味を持っているかどうかを確認します。と言っても、いきなりそんなこと聞かれても分からないと思います。
私が販売しているのは長距離走・マラソンが速くなりたい方の為のオンライン講座なので先ずは長距離走・マラソンが速くなりたいと思っているのかどうかを確認します。次に私のオンライン講座が相手のニーズやウォンツを満たすのかを満たします。そして、この二つの確認が取れた場合のみ、プレゼンをします。そうすると、高確率で売れます。
ところで、これをずっと一人でやっていたので、一人では限界があるなと思い、テレアポ代行業者やマッチングサービスをしてくれる会社に外注をしていたこともあります。何が起きたかと言うと、彼らはテレアポを取ること、とりあえずマッチングすることが目的なので、プレゼンをしても、明らかにお互い時間の無駄になっているケースが多かったんです。
これでは、自分は売れないセールスパーソンになるわ、相手の貴重な時間は無駄になるわで何も良いことがないんです。
で、本題はここからなのですが、この考え方をそのままオンライン販売に応用したんです。デジタルマーケティング、オンラインマーケティング、SNSインフルエンサー、ユーチューバーというととにかく派手な投稿、見栄えの良い投稿、面白い投稿をして宣伝広告を担うというイメージが強いと思いますが、実は再生回数、いいねの数、フォロワーの数などなどは全く関係ないんです。
重要なのは、自社商品を買うべき人から支持されるような情報発信をし、自社商品を買うべき人かに見てもらえるような情報発信をするということです。
これはもちろん、アフィリエイトでも同じことです。他社商品を紹介するにあたっても、とにかく多くの人が見てくれれば買うかと言うとそうでもないです。少なくともそこには3つの最低条件があります。
その3つの最低条件とは、1.その分野やその商品に対する情熱が伝わる、2.情報の受け手の時間を無駄にするような情報発信をしていない、買うかどうかは別にしてその情報そのものが有益である、3.その分野に精通している人だということが相手に伝わる、この3つの最低条件が必要です。
こういう視点で見たときに、有名インスタグラマーやユーチューバーのほとんどがこの3つの最低条件を満たしていません。
したがって、チャンネル登録者数やフォロワー数の割にほとんど収入になりません。しかも芸能人や有名スポーツ選手以外がユーチューブでチャンネル登録者1万人を超えるのは至難の業です。その中で、普通のサラリーマン並みの稼ぎを作れるのはほんの一握りで、テレビで売れたり、スポーツで一流の域に到達するのとそう大きく変わらない難易度です。
でも、セールスって本来特殊な才能は要らないはずなんです。いわゆる普通の会社に就職して、営業部に配属される人たちの大半が平均的な人です。オリンピックに出場したり、売れる芸能人になるほど狭き門ではありません。
でも、それでもいわゆるごく普通の売り上げが上げられるようになりますよね。このことを考えたときに、オンラインでもきちんとトレーニングを積めば、平均的な人なら収益が上がらないとおかしいのです。逆の言い方をすれば、誰でもブログやユーチューブで飯が食えるということです。
ただ、それにはコツがあって、そのコツとは電話営業或いは訪問販売を意識した情報発信の仕方をするということです。あまりにも仏頂面でも困りますが、普通はチャラチャラした感じとか軽い感じとか、セクシーな感じではなくて、爽やかで、誠実そうで、常識的で、それでいながら、専門的なことを分かりやすく説明してくれて、自分のニーズやウォンツにぴったりの商品を紹介してくれる、そんな人からモノを買いたい人がほとんどだと思います。
でも、何故かユーチューバーになろう、SNSインフルエンサーになろうとそれに逆行する方向に進んでしまう人がほとんどなんです。また顔出ししない人も多いのですが、私に言わせれば論外です。家に覆面をつけた男(女)が何か商品を売りに来たら、話も聞かずに「帰ってくれ!」と言うでしょう。
本名と実名は最低ラインです。場合によっては、「イチロー」とか「パンチ佐藤」「デーブ大久保」などの職業上の名前を使うことは良いと思うのですが、顔出しは最低ラインです。
これが、稼げます系ユーチューバーやSNSインフルエンサーのほとんどが教えてくれず、またウェブマーケティング代行業者も教えてくれなかった(というかこのあたりのことを理解しているか怪しい)オンライン販売の真実です。
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こんにちは
初めて池上さんのブログ記事を拝見しました
率直な感想としては、文章が長すぎて読む気がしませんでした
相手に読ませたいこと(伝えたいこと)を書いていらっしゃるようですが、おそらく読み手はこの文章量を見ただけで、読みたいと思う気持ちが失せるように思えました
池上さんの手法でどのくらい売り上げを上げているかは想像できませんが、この手法で売り上げが上がっているのであれば、それはそれで良いことだとも思いました